かおすぼっくす

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【短編ホラー】うしろ

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小説とか書いたことありませんが自分が見た夢を原案に書いてみました。
みんな自分の背後に気配を感じたことはない?

暗い夜道を歩いている時や夜中起きてトイレに向かう途中とか。 

怖いと思うからそんなもん感じるんだと思ってたけどオレの場合は違ったみたい。

夏休みもそろそろ終わり、といった時期にオレはその日も陸上部の部活に出ていた。

大会も近く、普段より集中して練習に打ち込んでいたオレはいつもより帰りが遅くなってしまったんだ。

いつもは夕暮れが見れるぐらいの時間に帰っていたのだがその日はもう周りも真っ暗。

早く帰りたいって気持ちもあっていつもより自然と早足で帰ってたんだけど、途中でなんか違和感を感じたんだよ。

うしろに誰かいる、そんな感じ。

なんとなく怖くなったオレはさらに足を早めたんだけどその気配は強くなってきている気がした。

恐怖に耐え切れなくなったオレは走りだした。

短距離走がメインだとはいえ、一般人よりは足に自信があったからその「何か」から逃げきれると思ってたから。

でもその気配が遠のく気配は一切なかった。

(全力で走っているのになんで!?)

オレの頭の中はすでにパニック状態。

呼吸が荒くなりながら走っている最中、うしろが気になってついにうしろを振り向いてしまった。

そしたらうしろには「女のようなもの」がオレに迫っていたのだ。

一瞬しか見えなかったがはっきり覚えている。

「それ」の頭は首をねじ折られたかのように180度回転しており、暗くてよく見えないはずなのにくっきり表情が読み取れた。

笑っていた。上下逆さまの顔でもわかるぐらい口が裂けるほどの笑みでこちらを見ていた。

「それ」を見てオレは声にならない叫び声を上げながら走った。

そこからはよく覚えていないが気づいたら自分の家の玄関に駆け込んでいた。

あれが何だったのかわからないけど、あれ以来「それ」には遭遇していない。

オレは逃げ切れたから良かったがもし追いつかれていたらどうなっていたのかと思うとゾッとする。

皆も夜道には気をつけろよ。 
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